こんにちは! 購買課出荷担当の西川です。
GWも過ぎたのにここ二日ほどは寒さのぶり返しで、片付けておいた毛布をまた引っ張り出しました^^;
皆様くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。
さて今日は、大阪府内にある上質の温泉(実は、冷鉱泉の沸かし湯ですが…)を紹介させていただきます。
あまり知られていないのですが、大阪府にも自慢できる温泉があるんです。大阪府北部にある「山空海温泉」と南部の「犬鳴山温泉湯元山乃湯」が温泉マニアから府内の双璧ともいわれていますが、今回は「山乃湯」のお話です。
大阪府泉佐野市の最も南の山間部にある犬鳴山は、古くから「大木の不動尊」として有名で、修験道でも知られている霊場でもあります。アクセスは、南海本線泉佐野駅前から阪和線日根野駅経由の南海バスを利用するか、車を利用するかしかありません。
南海バスの終点付近には料理旅館や観光ホテルが数軒あるのですが、湯元である山乃湯さんが温泉(冷鉱泉)の利権を持っていて、各旅館やホテルに配湯されているとのことです。
「山乃湯」の施設そのものは古く、鍵のない簡単な脱衣場と5~6人程度の内風呂がひとつあるだけの入浴施設ですが、お湯は加温しているにも関わらず湯船から少しずつオーバーフローで「掛け流し」されており、湯船の中にも湯の花がたくさん漂っています。
温泉好きにはたまらない環境なんですが、たまに湯の花を「ゴミがいっぱい浮いてる!」と施設番人のおばちゃんにクレームをつける人もいるそうです^^;
泉質は「単純硫黄冷鉱泉」とされ、泉温は18.3℃と低いのですが十分に加温されており、ぬるみの強い(私見ですが和歌山県の竜神温泉以上かも…?)肌触りで、鼻をくすぐる硫黄臭も「良質の湯」であることを示しています。その証拠に、白浜・竜神・湯の峰等、近辺に名だたる温泉地がひしめく和歌山県田辺市からほとんど毎週のように、わざわざ片道1時間半をかけて通われているご夫婦もおられます。
施設は古く地味(と表現しときます^^;)でもあり、あまり知られていないのですが、和泉山脈へのハイキング客などの温泉好きには人気の湯です。
設備環境を気にされない方には絶対お奨めのお湯です。