梅雨明けが待ち遠しい。。。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こんにちは! 購買課の西川です。
鬱陶しい梅雨が早く明けないかと待ちわびる毎日です。

先週早々に発生した大阪北部地震によるライフラインの障害も、約一週間で最後のガスが復旧し、漸く普段の生活に戻られたのではないかと思います。
しかしながら、8,000戸を超すといわれている住宅損壊については、これから復旧が急がれることの一つでもあります。聞くところによれば、罹災家屋の修復に関し法外な工事費を請求する詐欺まがいの悪徳業者も暗躍しているそうです。震災の後にはよく聞く話ですが、被災された皆様には、こんな混乱につけこみ『他人の傷に塩を擦りつける』ような業者には十分気をつけて下さい。

さて、地震とともに予知の難しい自然災害の一つに火山の噴火があります。
2014年9月、噴火という突然の災害で行方不明の方を含め60名以上の犠牲者を数えた木曽の御嶽山。記憶には新しいのですが、まもなく噴火から4年を迎えようとしています。5月の後半にこの方面に所要があったついでに、以前から気になっていた御嶽山の七合目にある濁河温泉(にごりごおんせん)を訪れました。

中央道の中津川ICからR19→R361と辿り、開田高原の九蔵峠から望む御嶽山は頂上付近が雲に覆われているものの、未明に雨が上がったため澄んだ空気の向こうに悲しいまでの美しい姿を見せてくれました。この美しい山のどこにそんな残酷な一面があるのか信じられぬ思いです。
国道から少し下ったところには御嶽展望台があり、噴火事故の後、犠牲になられた方々への献花台が設けられており、ご冥福を祈りつつ再び目的地を目指して車を進めました。

濁河温泉は御嶽山の北麓に位置し、R361の日和田高原から県道463→435→441を経て標高1,800mまで上り詰め漸く辿り着きました。
日和田高原からチャオ御岳スノーリゾートに至る道中は白樺林がとても綺麗でした。また、道端には冬季に除雪された雪の塊が所々に残っていて、解けた水が流れ出て路面を濡らしています。この辺りの当日昼の気温が6℃だったので、気温が下がる夜間はまだまだ凍結もありそうです。

この濁河温泉には旅館やロッジを含めて6軒ほどの宿が点在し、日本最高所にある温泉街(とても街とは言いづらいですが…^^;)とのこと。当日は市営(行政区は岐阜県下呂市)の露天風呂を利用させてもらいました。この市営露天風呂は4月中旬~11月中旬まで無休で営業している日帰りのみの入浴施設で、大人500円、子供300円とリーズナブルな利用料です。男女別の露天風呂のみですが高所にある公共浴場にしては岩造りの立派な(女性用は分かりませんが)お風呂で、冬季は閉鎖するので凍結破損の心配がないためか洗い場も5人分ほど設けられています。もちろん源泉そのままの掛け流しで、男性用は露天風呂が3:1ほどに仕切られており、源泉が投入されている広い方はやや熱め、狭い方は湯口から離れているので温めとなっています。

お湯はやや茶色く濁っていますが投入口では無色に見えます。湯船の底には茶色い成分(湯の花)が沈殿していてヌルヌルするためよく滑りますが、肌触りは柔らかく素晴らしいお湯です。泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム一硫酸塩・炭酸水素塩泉 低張性-中性-高温泉と、成分が盛り沢山で飲用も可能なので、口に含むと仄かな金気臭と硫化水素臭が感じられますがエグミもなく意外と美味しいです。この湯でご飯や温泉粥を炊けば美味しいのではないかと思われます。

当日は、東京からの先客が一人と我々と入れ違いに3人ほど入浴客が来られましたが、風呂の広さに比べるとほとんど貸し切り状態で、贅沢な時間が楽しめました。
山深いところでもあり、下呂市とはいえ下呂温泉からでもR41と狭い県道(運転に自信のない方にはこのルートはお勧めしません)を1時間半余り走る必要があり、なかなか気軽には行ける温泉ではありませんが、これから何度も足を運ぶことになりそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*